寒さが一段と厳しくなってきて、お風呂でゆっくり身体を温めるのが心地よい時期になりました。身体を温めるといえば、お風呂はもちろん、サウナの存在があります。最近では「整える」という言葉とともに若者にも人気のサウナについて、今回は取り上げてみました。
世界と日本に広まったきっかけは、オリンピックの存在が!
サウナの発祥地は、北欧に位置するフィンランド共和国になります。約6,000年も前に狩猟採集生活の中で、厳しい寒さと労働の疲れを癒すためのテント式のサウナがその起源とされています。長い冬が続くフィンランドの地では、サウナは「自然健康法」として受け継がれてきました。そして1936年のベルリンオリンピックをきっかけに世界に注目され始めてきたのです。
日本に最初のサウナができたのは、1957年(昭和32年)になります。東京・銀座の「東京温泉」という温浴施設の中に、日本式のサウナ風呂が初めて設置されました。
また第1次サウナブームが到来したのは、1964年(昭和39年)です。東京オリンピックでフィンランド選手団がサウナを持ち込み、注目を集めたことがきっかけとなりました。
第2次ブームは1990年代で、健康センター・スーパー銭湯のブームとともに、サウナの人気も高まっていきました。そして、2020年前後からが第3次サウナブームといえますが、このブームの余波は現在も続いており、サウナは以前にも増して日本人に浸透しています。
サウナブームによって生まれた言葉は色々!
第3次ブームのきっかけは、タレントや起業家などのインフルエンサーによるサウナめぐりのSNS投稿が盛り上がりを見せたことにあります。また、サウナを題材にした漫画がテレビドラマ化されたこともあり、人気がさらに拡大しました。
こうしたブームの中で、サウナによって得られるリラックス状態を示す「整う」というフレーズが流行したのです。「整う」の他にも、「サ活(サウナ活動)」や「サ旅(全国各地のサウナ施設を巡る旅)」といったワードが生み出され、それらを楽しむ人々も急増しました。現在では、都心にあるビルの屋上を貸切状態にした贅沢なサウナや、海や川、湖などに水風呂代わりに飛び込むサウナなどもあります。さらに山奥の秘境サウナ、全国どこへでも移動できるモバイルサウナなどもあり、多種多様となっているのです。
「サウナ」というと「好き」あるいは「興味がある」という人と、「あまり関心がない」という人と大きく二手に分かれるのではないでしょうか。身体をリセットするために「あまり興味がない」という方も、「『整う』とはどんなものか?」を知るために一度はサウナにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
共栄火災 【情報ものしり帖】
